昭和銀行に勤続15年。原口元子はべテランとは名ばかりで、実は重宝に使われるだけの生活に見切りをつけていた。莫大な隠し預金の存在を知った彼女は半年間慎重に計画を練り、ついに7500万円の横領に成功する。
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銀座でクラブを開店した元子は波子の店を潰すため楢林産婦人科の婦長・市子利用する。元子は市子に、楢林が波子に2億円以上の金を使っていることを告げる。市子は元子の言葉を信じ病院の裏帳簿を元子に見せる。
元子に5000万円をもぎ取られた楢林は市子にも逃げられ、波子の店への出資を取り止める。元子の店に怒鳴り込んだ波子が連れだされた後、店内には安島がいた。黒革の手帳には次の獲物・予備校理事長の橋田の名が。
元子が安島との愛を確かめた翌日、市子が帰京。伊豆での数日で市子は楢林病院の婦長の座を断念し、元子の用意する喫茶店を始める決意を固める。だが、市子の心は揺れ、ついに市子は楢林のもとに戻ると元子に告げる。
のし上がろうとする元子に、銀座のママ族の目は冷たい。さらに、元子のためにエリート銀行員の座から滑り落ちた村井も報復の機会を狙っていた。村井は市子に近づき、元子が5000万円を巻き上げたいきさつを話す。
橋田たちの巧妙なたくらみにはまった元子はクラブ・ルダンを手に入れるどころか、自分の店さえも危うくなる。元子は必死に安島の事務所に電話を入れるが、連絡がつかない。しかも、元子は安島の子を宿していた。
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