時は1600年、イギリス人航海士のジョン・ブラックソーン(後の按針)が乗り込んでいたエラスムス号が、網代の漁村に漂着する。その船を見た網代領主の樫木央海は、叔父で武将の樫木藪重を呼び寄せ、按針たちを捕虜にした。その頃、大坂城では、関東領主で五大老の虎永が会合の場で、石堂和成ら他の大老たちに、不当に領土を拡大し、世継ぎの母である落葉の方を人質としていると糾弾され、窮地に陥っていた。
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危機一髪の大坂脱出の後、虎永たちは藪重の領地である網代の小さな漁村に戻った。按針は、西洋の戦術を教えるように命じられた際に海戦の知識を頼りに大砲のデモンストレーションを行うと、その威力と正確性が藪重らを驚かせた。また妻になるよう命じられた藤の方と、引き続き通詞として側にいるよう命じられた鞠子とともに、按針の新生活が始まった。
網代で起きた巨大地震と地滑りから九死に一生を得た虎永は、自分の命を救ってくれた按針に大砲連隊を指揮する褒美を与える。一方、大坂城では、石堂が虎永の秘密の鳩小屋に火を放ち、虎永糾弾の議決を強要するために城を封鎖し、他の五大老ら全員を人質に取る強硬策に打って出た。その様子を見た戸田広松は、桐の方らを残して知らせのために虎永の元へと戻る。
石堂らとの対決を決意した虎永は、疎遠になっていた異母弟の佐伯真辰と同盟を結ぶために久々の再会を果たす。互いに笑顔で再会を喜ぶも、その夜、虎永が佐伯のために豪華な宴会を催す最中、佐伯の大軍が網代を包囲する。佐伯は、虎永に代わって会合の一員に選ばれており、虎永に大坂城に出向き、切腹するよう命じに来たのだった。
佐伯襲撃に失敗し、無惨な死を迎えた長門の弔いのために佐伯の軍勢が包囲する中、虎永らは江戸に向かう。虎永は反対意見に耳を貸さず執拗に戦いを望まず、降伏する旨を伝える。一方、鞠子に任が解かれたことを知らされた按針は、部下の1人と再会するも、彼らが自分に敵意を抱いていることを知る。一計を案じた按針は藪重に近づき、船を動かすことを依頼する。
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