
亡念のザムド (2008)
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倉橋静男 — Sound Effects
Episodes 26
この世に響く耳鳴りの数々
アキユキのザムド訓練が開始される。ナキアミに案内され、天心様と呼ばれる老婆と面会するアキユキ。「ザムドは何を求めるか」天心様の問いかけに、アキユキは答えを持たずに戸惑う。アキユキがザムド訓練を受けている頃、ザンバニ号に一艘の船が接近する。それは、ナキアミの昔馴染み、ゼーゲンドォという男の乗る船だった。ナキアミはゼーゲンドォとの再会を望むが、伊舟は頑なに聞き入れようとしない。二人は、ついに口論となってしまう。
Read More調停する者 しない者
伊舟と仲違いしたまま、昔馴染みのゼーゲンドォに会いに行くナキアミ。ザンバニ号に残されたアキユキは、伊舟からナキアミの話を聞く。ナキアミの出自、そして伊舟との出会い。伊舟は、ナキアミが自分の元を離れ、故郷へ帰ってしまうのではないかと心配していた。一方、アキユキの故郷尖端島では、ハルとフルイチが町の復興作業に勤しんでいた。そんな二人の前に、同級の設楽という女生徒が現れ、寂しさを吐き出す。
Read More屹立 背負うは命か猫股か
極東自治区のASPスーツに追い詰められる実験体ザムド。羽を生やし、飛翔しようとする姿に、ハルはザムドの正体を知り、攻撃を阻止しようとする。そんなハルの心は、ザンバニ号のアキユキの元に、手紙として届いていた。極東自治区の遠征研修で、尖端島を離れるというハル。アキユキは、猫股のロッパを連れて行くことを条件に、ハルのいる詰腹峠へ向かうことを許される。だが、その道中、一人の男と遭遇する。
Read More詰腹峠のヒトガタ狩り
極東自治区の遠征研修で、詰腹峠の鉱山にやって来たハルとフルイチ。消息を絶ったASP小隊の捜索にあたるが、一途にアキユキを思うハルとフルイチに微妙な距離感が出来始める。その頃、アキユキはズイゾとキーオ親子に導かれ、詰腹峠を目指していた。廃坑に架かる橋の上、ついに再会するアキユキとハル。だが、友人であるはずのフルイチは、手にした銃をアキユキに向ける。そこに、新たな人影が現れた。
Read More水もしたたる角股雷魚
ザンバニ号に乗り込んできた髭面の男、角股雷魚。彼は、かつてナキアミに拾われ教練を施されたザムドだった。雷魚の二年ぶりの帰還に歓喜する、ザンバニ号の船員たち。雷魚の持ってきた土産と旅の話に、船内は華やぎ賑わう。同じザムドでも、お荷物扱いのアキユキと違って、船員たちからの人望が厚い雷魚。アキユキはないがしろにされて不貞腐れつつも、ザムドとして自立して生きるという雷魚に興味を引かれていく。
Read Moreタダ裸足デ走ルシカナイ
ザンバニ号から旅立ったナキアミとアキユキ。二人は、テシクの村へ向かう前に、アキユキの故郷、尖端島に立ち寄る。久しぶりに、父リュウゾウの診療所へ帰るアキユキ。リュウゾウは、ヒルコの宿った腕を見て、アキユキの身に起きたことを理解する。そして、アキユキに思わぬ人物を引き合わせた。一方、ナキアミと再開したハルは、アキユキを引き連れていったナキアミに、これまでの自分の思いをぶつける。
Read More途上の季節が炎え墜ちる
ヤンゴと共に、故郷への旅を続けるナキアミ。ひょんなことから出会ったテシクの青年。彼から故郷の周辺は、南大陸による空襲が激化していると耳にする。不安なナキアミの心に、ヤンゴの声は届かない。その頃、極東自治区に、白髪の少年が送られてきた。垣巣は、少年の体を用いて対ヒトガタ研究を進めようと目論む。だが、汗馬博士にはその提案を聞き入れる事はできないのだった。
Read Moreそこから何が見えるか
生まれ故郷であるテシクの郷へと帰還したナキアミ。村の人々から温かい歓迎を受けるが、居場所のなさに笑顔を取り戻せないでいた。その頃、白髪の少年アザミと牢獄の中で不思議な出会いをしたハル。アザミの導きにより極東自治区を抜け出し、ハルはアキユキの手がかりを求めて走り出す。一方、アマウに暮らす仮面アキユキは、小さな影の言葉にゆっくりと誘われていくのだった。
Read More禁猟区潜入 「泣いたら負けだ」フサはずっとそう思っていた
白髪の青年の導きにより、アキユキとハルは胎動窟内部へと入り込んでいた。彼らがそこで遭遇する、闇の底に隠された秘密とは。尖端島では、リュウゾウらが垣巣との決着をつけるために、極東自治区への潜入を企てる。作戦を前に、一通の手紙に自分の想いをしたためるリュウゾウ。一方ナキアミとヤンゴは、北政府のとある町で懐かしい人物と再会するのだった。
Read More亡き魂の邂逅(かいこう)
ヒルケン皇帝の目覚めに、光を奪われ闇に覆われていく世界。胎動窟では奇跡の時を待ち望む人々が南大陸自由圏軍の攻撃に晒されていた。そんな中、汗馬博士が投下した切り札とも言うべきヒトガタ兵器が、胎動窟周辺の町を暴走、破壊していく。アキユキとハルは戦禍を前にして為すすべも無い。その時、ハルの耳にヒトガタ兵器の悲しい声が聞こえてきたのだった。
Read Moreナキアミとサンノオバ
長い年月を経て、サンノオバと邂逅したナキアミ。サンノオバがナキアミに語る、世界にザムドを生み出した真意とはいったい何なのか。その頃、ザムドとしての使命を負ったアキユキは、ヒルケン皇帝を阻止しようと戦っていた。それぞれの思いを抱えて行動を起こすヤンゴやクジレイカ。そんな中、ヒルケン皇帝の涙から生まれた黒い雨が地上に降り注ぎ、魂を持つものは次々と黒結晶と化していく。
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