14年前、自分の力不足で被疑者の冤罪を晴らせず弁護士を辞めた男が、ある事件をきっかけに、再び当時の真相を調べ始める。トラウマを抱えて別の人生を生きる元弁護士の橘竜太郎。そんな彼の目の前でひき逃げ事件が発生する。被害者はなんと、当該事件で服役し、出所していた元被疑者だった。竜太郎はもう一度事件を洗い直す決心をし、昔の同僚や検事を訪ねる。するとそこには、当時は見過ごされていた「証言」があった…。弁護士を辞め、今は道路工事現場で働く竜太郎役に吉田栄作。法廷で対決し、竜太郎を窮地に追い込んだスゴ腕検事に加藤剛。2人の息詰まる駆け引きが大きな見どころだ。