Season 1 (2023)
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エピソード 11
第1話 鶏みぞれうどん
大学3年生の辺清美(桜田ひより)は料理が得意で、「小さじ1杯」といった調味料の細かい配合も言い当てられる“絶対味覚”の持ち主。しかし極度の人見知りでコミュニケーション能力はゼロだった。就活を前にそんな自分を変えたいとアルバイト探しを始めるがうまくいかず…。そんな時、ふと通りかかった定食屋『阿吽』から香るにおいにひかれて店内に入ると、中には少し気難しそうな店主の中江善次郎(渡部篤郎)の姿が…言葉では伝えられない想いを料理に込めて、お客さんの心をほぐし温めていく。食欲の秋にじんわり心を満たしてくれるハートフル“グルメ”ドラマ、いよいよスタート!
もっと読む第2話 サバの味噌煮
料理の腕はピカイチだがコミュニケーション能力はゼロの大学生・辺清美(桜田ひより)は、キャンパスで医学部生の鈴代桜(工藤美桜)と顔見知りになる。勉強にしか興味がない桜は昼食も栄養バーだけで済ますほど食に無関心で、清美とは真逆のタイプだった。阿吽の店主・中江善次郎(渡部篤郎)に相談すると「気になるなら何かしてあげれば」とアドバイスを受ける。清美は弁当を作って渡そうと思いつき、意を決して桜に手渡そうとするが…。
もっと読む第3話 人をつなぐメンチカツ
善次郎(渡部篤郎)の一人息子・清正(窪塚愛流)は、サッカー部に所属する高校3年生。1年前に妻を亡くして以来、父子関係はどこかギクシャクしていた。ある日、チームメイトから「高校最後の試合に向けて『阿吽』で決起集会をしよう」と提案されるが、清正は「うちはオッサン向けの店だから…」とごまかすなど乗り気でない様子。その様子を察した清美(桜田ひより)は、高校生にも喜ばれそうな肉汁あふれるメンチカツを出そうと考える。実はそのレシピはある秘密があって…。
もっと読む第4話 ピリ辛麻婆豆腐
清美(桜田ひより)を訪ねて『阿吽』にやって来た謎の男の正体は、同じ大学に通う兼原秋斗(遠藤健慎)だった。兼原はキャンパスで見かけた桜(工藤美桜)に一目惚れし、仲を取り持ってほしいと清美に頼み込む。清美と桜がよく昼食を共にしているのを目撃し、友人同士であると思っていたという。「友達だなんてとんでもない」と恐縮する清美だが渋々兼原の提案を承諾し、桜の心中を探ろうとするが…。
もっと読む第5話 巣立ちの豚汁
『阿吽』で毎年秋から冬にかけて提供している定番メニューの「豚汁」。味見を頼まれた清美(桜田ひより)は率直においしいと感想を伝えるが、豚汁は一年前に亡くなった妻が担当していたこともあり、善次郎(渡部篤郎)は同じ味が再現できていないと考えていた。そんな中、何の連絡もなしに清美の叔母・明美(原沙知絵)が『阿吽』にやって来る。アルバイトが忙しくなり、メッセージの返信が減った清美を心配し訪ねてきたのだ。子どもの頃のようにあれこれと世話を焼く明美を少し疎ましく思う清美は、つい感情が爆発してしまい…。
もっと読む第6話 ブリの南蛮漬け
ある日、清美(桜田ひより)が『阿吽』に行くと困り果てた善次郎(渡部篤郎)の姿があった。鼻がきかなくなり料理の匂いを嗅ぎ取れず、味見ができないと言う。清美の味覚を信頼している善次郎は、自分の代わりにと味見役を任せることに。細かな点まで念入りに確認していく善次郎の姿勢に、改めて繊細な気遣いが味付けに反映されていたことを痛感する。何とか大役をこなした清美だったが、さらなるトラブルが店を襲うことになり…。
もっと読む第7話 昔ながらのナポリタン
最近、桜(工藤美桜)の様子がおかしい。いつもはゆっくり清美(桜田ひより)とランチを共にしていたのだが、なぜかソワソワし清美に対してもよそよそしい様子。「ひょっとして嫌われた?」と落ち込む清美に、善次郎(渡部篤郎)は「もしかしてトラブルに巻き込まれているのかも…」とつぶやく。心配で気が気ではない清美のもとに、桜から「助けて」という電話が入る。慌てて桜の家に駆けつけると、そこで目にしたものは…。
もっと読む第8話 大一番の水餃子
大学3年生の冬を迎え、就職活動をスタートさせた清美(桜田ひより)。自己分析を重ねた結果、メーカーや外食チェーンで新商品を開発する食品開発技術者という職種を発見する。「細かく微調整して味を決める」、「地道で根気がいる」という特徴が自分にピッタリだと感じ、善次郎(渡部篤郎)の後押しもあって食品メーカーのインターンに参加することに。一方、清正(窪塚愛流)は高校生活最後となるサッカー部の試合を控え追い込みの練習の日々。表向きは平穏を装っている清正だったが、清美は少し違和感を覚え…。
もっと読む第9話 スパイシーお子様カレー
ある日、『阿吽』に一人の小学生がやって来る。彼は一流料理店『和食おおそね』の料理長の息子だった。清美(桜田ひより)が作ったまかないの肉じゃがに惚れ込んだ樹は「僕と結婚してください!」「こんな定食屋でなく、おおそねで修行してほしい」と清美に懇願する。樹の物言いが気に入らない清正(窪塚愛流)は、思わず「俺がおおそねの味を超える料理を作ってみせる」と言ってしまい、善次郎(渡部篤郎)に咎められるが…。
もっと読む第10話 思い出のちらし寿司
料理人になりたいと打ち明けた清美(桜田ひより)に対し、「あなたをうちの店に置いておくわけにはいかない」と告げた善次郎(渡部篤郎)。実は善次郎と清美の父は、かつて料理人として同じ料亭で働いていたのだった。今まで打ち明けられなかったことを詫びつつ、「お父さんと同じ道に進もうとするあなたには、ちゃんとした場所で才能を伸ばしてほしい」と一流店での修業を勧める善次郎。そして『和食おおそね』の採用試験のため、清美は善次郎に調理の基礎から教わることになるのだが…。
もっと読む最終話 食べ応えしっかりハンバーグ
『和食おおそね』の採用試験で手にケガをし、試験を受けられなくなった清美(桜田ひより)。唯一の取り柄である料理もできなくなり、善次郎(渡部篤郎)にも顔向けができないと『阿吽』にも顔を出さなくなる。失意の底にいる清美だが、今まで料理を通じてつながってきた周りの人たちが、優しく手を差し伸べてくれた…。“絶対味覚”でコミュニケーションをとり、成長してきた大学生・辺清美の物語、いよいよ完結!
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